ヨーガは目的によってさまざま
ヨーガには、右のようにいくつかの流派があります。それぞれ方法は遣いますが、究極の目標が心の平安、至福の境地に達するところにあることは、どの流派も変わりありません。
さまざまな流派の中でも、とくに体を使った修練に重きをおくのがハタ・ヨーガ。今日、世界中でおこなわれている最もポピュラーなヨガです。
“陽”と”陰”のエネルギーのバランスを整える
ハ夕・ヨーガの“ハ(HA)”は、インドの古い言葉サンスクリツ卜語で“陽”のエネルギを表し、太陽を意昧しています。一方、“タ(TH A)”は“陰”のエネルギーを表し、月を意昧しています。
つまり、ハタ-ヨーガというのは、陽と陰のふたつのエネルギーを自由にバランスよくコントロールし、心身の健康を作ることによって、本当の心の平安に到達しようというものなのです。この宇宙に存在している物質、また分子、原子なとまで、すべてが“陽(+)”と“陰(ー)”のエネルギーのバランスによって成り立っています。
ハ夕・ヨーガでは、私たちの体や心の健康は、このふたつのエネルギーのバランスが保たれた状態と見ています。ですから、“陽”力、“桧”のどちらか一方に傾きすぎたとき、バランスがくずれて心身の不調を起こすと考えられています。このバランスを整えて心身の健康を回復し、究極の目標に到達するために、ハタヨーガの修練をおこなうことが必要なのです。
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